スタジオ練習風景
Word/Music/Song:Kou
今宵月が眠る頃明かりは溢れる 扉の空いた部屋にはもうあなたがいない
冬空誰でも震える寒さの中 一人暗がりの街を彷徨う
あなたは 遠い遠い昔を歩いてる
そんな後ろ姿に ふと涙が込み上げてくる
あなたの部屋の扉を閉める度 私は戸惑うばかり
時として 何も出来なくなってしまったあなたの心も理解せずに嘲笑ったり
大声張り上げて 怒ってしまったりした
柔らかなあなたの手と私の小さな手が 結ばれたあの日の確かな温もり
この先あなたが辿る彼方にある光輝く無数の星たちは あなたが失くした長い人生の数々の記憶
その星の一つ一つを指でなぞれば ごらん空に嗚呼あなたが浮ぶ
あなたの探し歩く故郷は きっと何処かにあるはず
あなたが好き それでもあなたの事が好きだから
我が子を育てたあなたが 私の事さえ忘れようとしても
母よもう疲れただろう この暖かなマフラー巻いて家族の待つおうちへ帰ろう
吐く息はすぐに凍り 外は誰一人いない
夜がさらに深まる帰り道は あなたと手を繋ごう
あなたにはいつも私がいて 私にはいつもあなた あなたがいる
認知症を患っている親を持つ家族の話です。日々病気が進行していく中で、母の世話に対して絶望感を感じながらも、一方では母への愛情も捨てきれないでいる娘さん。これは超高齢化社会に突入した今日の日本の抱える切実な問題でありますし、将来起こりうる可能性という意味で自分自身への問いかけにもなってます。
スタジオ練習風景
Word/Music/Song:Kou
梅雨の合間よく晴れた日の 風はあんまり強くない
誰もいない小さな公園の 二人がけのベンチに腰掛ける
砂場の向こうに咲き渡る 花の名前はなんですか?
どんな話をしても あなたはいつもの様にまた昔話を語り始めてた
幸せだよって言ってたあの頃の あなたは本当に穏やかな人でした
幸せだって言ってたあの頃の あなたは私を柔らかな腕の中いつまでも抱きしめてくれました
親子連れがかたわらに来て ボールを高く投げ上げる
子供が掴み損ねて転がった ボールが私たちの元へ来る
私はそれを拾い上げ 子供へそっと返したら
両手を彼に伸ばしほほ笑みかけるあなたの顔は 我が子をあやす母親の仕草
幸せだよって言ってたあの頃の 家族はこんなに仲良くしてました
かつて幸せだって言ってたあの頃の二人手をつないで歩いた道のりは 晴れ晴れとした空が広がってました
転がる石ころを集め 一つ一つ並べてみる
やがて記憶も途絶え自分を失ってしまったあなたに 一体私たち何が出来ると言うのでしょう?
幸せだって言ってたあの頃の あなたは私を愛してくれました
お前が好きだ好きだと言っていたあの頃の 母は私の心の中今こそ鮮やかに浮かぶ
浮かぶ 浮かぶ


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